犬の甲状腺機能低下症の症状と原因、そして治療法についてわかりやすく解説


今回は犬の甲状腺機能低下症について紹介します。

甲状腺機能低下症は一度なってしまうと服薬を生涯続けなくてはならない病気です。

病気になる前に日々の生活習慣などの見直しを行い、健康的な生活を送ることが大切です。

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺は喉の下あたりにある器官です。

甲状腺ホルモンを分泌し、体の代謝を調節している生命維持には欠かせない器官です。

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまうことによって体に様々な影響が出てくる病気です。

犬ではクッシング症候群の次に多い病気と言われています。

原因

原因はいくつか考えられます。

<甲状腺自体に問題がある>

  • 何らかの異常で自分自身の免疫が甲状腺を破壊してしまっている。→甲状腺炎などを引き起こし甲状腺ホルモンの分泌量が減少します。
  • 遺伝的に甲状腺が機能していない。
  • 甲状腺に腫瘍ができてしまっている。

これらはすべて甲状腺自体に問題があります。甲状腺機能低下症のほとんどはこれらが原因だと言われています。

<甲状腺以外に問題がある>

  • 甲状腺ホルモンを分泌するように促す甲状腺刺激ホルモン(TSH)を分泌する脳下垂体に腫瘍ができてしまっている。
  • 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を促す甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)を分泌する視床下部に腫瘍ができてしまっている。

甲状腺以外にも甲状腺機能低下症を引き起こす原因が上記のものになります。

症状

ごろごろする犬のイラスト

甲状腺機能低下症になると以下のような症状が現れます。

  • 元気がなくなる。
  • さほど食べていないのに太る。
  • ぼんやりとしていて無気力。
  • 寝続ける。
  • 暖かいにもかかわらず寒がる。
  • 脱毛や皮膚が黒ずむ。
  • 発作が起こる。

これらの症状が見られるようになったら一度病院を受診してみてください。

甲状腺ホルモンは代謝を促すホルモンですので、分泌量が減ってしまうと全体的に元気が無くなったように感じます。

治療法

治療法は主に2つあります。

<投薬>

1つ目は投薬です。

足りない分の甲状腺ホルモンを薬で補っていきます。

薬をやめてしまうと甲状腺ホルモン量は減ってしまうので生涯飲み続ける必要があります。

また、定期的な血液検査でホルモン量が適切に保たれているか確認する必要があります。

<腫瘍の摘出など>

2つ目は腫瘍がある場合に外科手術で摘出したり、抗がん剤や放射線治療を行う方法です。

これらの方法である程度症状は回復に向かいます。

予防法

確実な予防法はありません。

とにかく早期発見、早期治療が大切ですので何か疑わしい症状があれば動物病院を受診するようにしてください。

また、日頃の生活習慣に気をつけることも重要です。

適度な運動や栄養バランスの整った食事を心がけるようにしましょう。



まとめ

犬の散歩をしているヒトのイラスト(女性)

いかがでしたでしょうか?

今回は甲状腺機能低下症について紹介しました。

高齢のわんちゃんなどは命を落とす可能性もある病気です。

しかし、早期発見、早期治療で予後は良好になる病気でもあります。日頃から愛犬の健康管理を行い、いつまでも元気に過ごせるようにしましょう。



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